売れる商品の作り方
今回は、わたしが自身が販売活動の中で学び、見えてきた売れる商品の作り方について紹介していこうと思います!
学んだことや原理原則的な話もありますが、あくまでもわたしの経験談、いち意見として、書かせていただきます。
自己紹介
まずはちょこっと私のことをお話しますね。
わたくし、ムラオカカズミは2019年から『Bworks』というイラスト雑貨のお店を始めました。
きっかけは、出産を機になかなか外に出ることが難しくなったことで、なんだかモヤモヤ・・・自分の存在意義はなんだろう?という感覚に。
なにかやりたい!自分らしさを表現したい!誰かに認められたい!という気持ちだけムクムク大きくなり、じゃあ自分には何ができるだろう?と考え始めました。
その中で、小さい頃から絵を描くことが好きで、自分は絵本作家になりたいと思っていたことを思い出しました。
今までの人生で絵を描く機会はほとんどなかったのですが、割と絵を褒められることが多かったのと、
ADHD(注意欠如・多動症)の私にできることはそう多くないので(笑)
できること・得意なことで楽しくできるお仕事はなんだろう?という基準で考えた結果、絵を描くことに決めました!
↑(ADHDと診断を受けたわけではないのですが、セルフチェックで「完全にそう!!」と自己判断しました(笑))
でも、何もないところから湧き出るように絵を描く!ということができなかったのと、
絵を飾ったり、イラストの入ったグッズを身に着けたりする習慣もなかったので
どんなものを作り出したらいいのかが全くわからない。
わたしの絵を、誰かに手に取ってもらうにはどうしたらいいんだろう?
必要としてもらえる絵ってなんだろう?
そこから、わたしの試行錯誤が始まりました。
そしてイラストと便利グッズを掛け合わせた商品を展開して
毎月100件以上のお取引をさせていただくようになりました!
まず見つけてもらえないと意味がない
どんなにいい作品を作っても、見つけてもらえないと意味がありません!!
わたしの友人が、おむつポーチを作って販売していたのですが
どんなに検索しても彼女のおむつポーチを発見することができませんでした。
なぜなら、おむつポーチを出品している人がめちゃくちゃたくさんいたから!!!
どんなにスクロールしても、ページを進めても、一向に彼女の販売ページが出てこない。
その時に思いました。
まず見つけてもらえなければ、販売していないのと同じだな・・・と。
誰もが思いつくもの、すでにたくさんの人が作って販売しているもので勝負するのは
極めて難しいと思います。
ペルソナを決めよう
よく聞きますよね、ペルソナ。
わたしが以前、消しゴムハンコのハンドメイド作家さんから教えてもらったのは
「ペルソナを決めたら、その人が抱えている問題を考えましょう」
「そしてその問題を解決してあげられるアイデアを、形にしましょう」
ということでした。
本当に、この教えが全てだと、私は思います!!!
問題解決をしてくれるものを、人は対価を支払って購入しています。
例えば、お腹が空いたからレストランに入る。
そこで食べ物を提供してもらえなかったら、どんなに素敵なお店だったとしても
「素敵なお店と素敵な接客だったから!来てよかった!ありがとう!」と言ってお金を支払うことはありませんよね。
レストランに入って、空腹を満たしてもらうことができたからこそ、対価を支払います。
「お腹が空いた」という問題を解決してもらえたからです。
ペルソナは狭い方がいい!?
結局万人受けを狙いすぎて、誰にも刺さらない。
ということは、かなり多いような気がします。
ペルソナを決めるときの注意点は、めちゃくちゃしっかり絞ることじゃないかなと、わたしは思います。
わたしが最初に作ったのは、マタニティマークでした。
まず妊婦さんにしか必要ないものであり、マタニティマークなんて無料でもらえる。
妊娠初期で、かつ、無料でもらえるやつじゃなくて、もっとかわいいのほしいな~と思った人、というペルソナ。
狭すぎますよねwwwww
我ながら、攻めてるなーと思います!w
けど、マタニティマークって本当にバリエーションがない。
無料でもらえるハートの中に赤ちゃんとママが書いてあるデザインしかない。
他に作っている人が、本当に誰もいなかった!
そこに、疑問を抱き、自分だったらもっと個性的でかわいいものがつけたいなと思ったところから、マタニティマークをデザインすることにしました。
特定のお友達をイメージして絵を描いたり、こんなデザインが欲しいとご連絡いただいたりして、数種類のデザインが出来上がり、ありそうでなかった!と言っていただける、ヒット商品のひとつとなりました(*^_^*)
ハンドメイドといえばアクセサリーというイメージが強いのですが(わたしだけ?w)
誰でも!カジュアルでもフォーマルでも!いつでもどこでもつけられます♡よりは、
「誰ともかぶらないものを身に着けていたい!」を解決してあげられる個性的なものだったり、
「和服を着たときに映えるものがほしい!」を解決できるものだったり、
特定の問題を解決できるものを作る方が、刺さる人に刺さる!と思います(*^_^*)
チャンスはどこにある?
これも人から聞いた話。
靴を作っている職人2人が、ある町を訪れたときに、その町の人は誰一人靴を履いていなかった。
そこで1人は思いました。
「なんだ、この町では靴は売れそうにないな」
もう一人は思いました。
「よっしゃ!この町では靴がたくさん売れるぞ!!」
これは見方の違いですが、まだあまり知られていないもの、使われていないものを提供するのは大きなチャンスだと言えます!
ただし、たくさんの人に必要とされるもの、役に立つものであること。
この2つを満たしているものは、未来の王道となる!
シンプルだけどこれがすごく大事!!
これはビジネス成功の原理原則と同じです。
ハンドメイド販売だって、ちゃんとビジネスです!
世の中にいかに必要とされるものを提供できたかが、結果として現れます。
マタニティマークを作った後に、わたしはオリジナルヘルプマークを作りました。
ヘルプマークはとてもわかりやすく、問題解決のお手伝いができるものだなと思ったからです。
わたしが作り始めた当初、ヘルプマークをオリジナルで作っている人も少しいらっしゃいましたが、
文字だけのそっけないデザインだったり、絵がついていても大人がつけるにはちょっとかわいすぎるかな?と感じるようなものだったり、メッセージがストレートすぎる、もしくは具体性に欠けるものしか見当たらず、
かわいらしいけど幼稚すぎず、身に着けやすくて、かつしっかり伝えたいことがやわらかく伝わるヘルプマークがあればいいかも!
と考え、うさぎのヘルプマークが誕生しました。
ヘルプマークを使う人ってどのくらいいるんだろう?ということが全然わかっていなかったのですが、
ありがたいことに販売開始からたくさんの注文をいただき、種類もどんどん増えていきました!
わたしが販売開始から3年が過ぎ(2023年現在)、
現在ではたくさんの人がオリジナルヘルプマークを販売されています!
選択肢が増えたとしても、選んでもらえるかどうか?
わたしの作品だからこその魅力があるかどうか?
それは自身の努力次第かなと!!!(*^_^*)
これからもがんばります♪
ざっくり市場調査してみよう
こういうものを作ってみよう!と思ったときに、わたしがやってみることは
超ざっくり市場調査ですwww
自分が作ったものを、購入したい人が探す際に検索するであろうワードで検索をしてみて、ヒットする商品がどのくらいあるのか?を見ています。
わたしが作っている商品で、「Kids on Board」と書かれているカーステッカーを作っているのですが
これは販売件数が多すぎて、検索でわたしの商品にたどり着くことは到底不可能だと思います!!(自信を持って言うことではないw)
ですが、「置き配ステッカー」に関しては、まだそこまで件数が多くなかったのと、デザイン性が高いものがそこまでないなぁと感じたので、いけるかもしれない!と考えました。
「子供が寝ているので、置き配でお願いします」というステッカーを作ったら、すぐに
「こういうものがほしかったんです!」という反応をいただきました。
これまたお子さんが小さいご家庭でしか使わない、ペルソナ狭めなアイテムですがw
ありがたいことに、そこそこ売れています(*^_^*)
検索した時に、自分を見つけてもらえるか?
見つけてもらえなければ、販売していないのと同じですから!(一番最初に言ったことふたたびw)
まとめ
えらそうにここまで書いてきましたが、基本はビジネスで成功されている方から教わったことばかりです(*^_^*)
これらの原理原則にご自身の作りたいものを当てはめて考えてみると、売れる商品になるかもしれません♡
大事なことは、「自分の作りたいもの」よりも「相手が必要とするもの」「相手の問題解決になるもの」を提供するという考え。
これが大事なんだそうです(*^_^*)